脳波を読み解き、心と体を整える:EEGとニューロフィードバックの科学

Posted by Neeuro on 14 8月 2024

脳は、何千億もの細胞が何兆もの結合でつながっています。 
私たちの体の中で最も複雑な部分かもしれません。 

この記事では、脳波とニューロフィードバックの仕組みと、私たちの生活にどのような恩恵をもたらすのかについて、分かりやすく解説します。 

さらに、日本でニューロフィードバックを取り入れて脳トレーニングを行う精神保健福祉士のブログ記事も紹介し、より深く理解を深めていきます。

EEGとニューロフィードバックについて 

私たちの脳は、常に微弱な電流を生み出しています。

この脳波を頭皮から計測するのがEEG (electroencephalogram analysis tool, 脳波解析ツール) です。 

EEG
は、脳の覚醒度、集中力、リラックス状態などを反映しており、様々な脳機能を分析することができます。 

近年、脳科学の進歩は目覚ましく、私たちの心と体の健康に新たな可能性をもたらしています。 
その中でも、EEGとニューロフィードバックは、非侵襲的で効果的なアプローチとして注目を集めています。 

非侵襲的とは、体にメスを入れたり、薬を服用したりすることなく、検査や治療を行うことを意味します。 

脳波には、最も遅いものから最も速いものまで5つのタイプがあり、周波数(1秒あたりの周期、ヘルツ)によって測定されます 
これらの脳波(または脳の周波数)を記録すると、より良い理解とモニタリングを行うことができます 


脳波の5つのタイプ 

EEG検査では、脳波を頭皮に装着した電極で計測し、波形を記録します。記録された波形を分析することで、脳の状態を把握することができます。 

脳波には、主に以下の種類があります。 

  • デルタ波は、最も遅いが振幅の大きい脳波周波数です。瞑想中や深い睡眠中に、脳はデルタ脳波を出します。その大きさは0.5~4Hzです。 
  • シータ波もまた "スロー "に分類されます。創造性や直感に関係し、記憶や感情の保管場所にもなります。また、非常にリラックスしているときにもシータ波が多く出ます。4~8Hzの間で測定されます。 
  • アルファ波は脳波スペクトルの中間に位置します。脳が直接的なタスクに集中していないときに出る波です。リラックスして穏やかな気分になっていることがほとんどで、集中力を必要とする課題に取り組んではいません。これらの波の周波数は8~12Hzです。 
  • ベータ波の周波数は、意識的な思考や論理的思考を可能にします。脳を刺激し、集中させる効果があります。脳がより高速のベータ波(12~35 Hz)を出しているため、注意深く目を覚ましており、決断を下しています。 
  • ガンマ波は認知機能、情報処理、学習、問題解決、記憶に関与しています。この波は非常に高い周波数で、脳が最も速い脳波を出します。これらは35Hz以上で測定されます。


これらは脳波を測定する際の基本的なパラメータです。 

では、脳波を理解することは、私たち人間にとって具体的にどのように役に立つのでしょうか? 

ニューロフィードバック:脳波を視覚化する 

ニューロフィードバックは、EEGを用いて脳波をリアルタイムに計測し、その情報を視覚化や音でフィードバックすることで、脳波をコントロールするトレーニング法です。 

精神保健福祉士である中川朋さんのブログ記事では、ニューロフィードバックの仕組みを分かりやすく解説しています。 

記事では、脳を電撃ネットワークや脳内オーケストラに例えながら、脳波がどのように心と体にと関連しているのかを説明しています。 

脳って、実は電気信号で動いてた!? | 株式会社ホールネス (wholeness.co.jp) 

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従来の脳波測定は、病院に行き、複雑なデバイスを数時間もかけて装着し、測定したデータを分析するには専門家の力が必要でした 
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Topics: ADHD, BCI, Neeuro, EEG, 脳トレーニング, 脳トレ, 脳波, ブレインコンピューター

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